ステロイド治療でしばらくの間、かなり良い状態になっていたきなですが、4日ほど前から急激に体調が悪化しました。
投薬開始からちょうど1ヶ月目くらいです。


症状は、激しい下痢(下痢状の血便)と嘔吐。
これらは持病のためずっと続いてたものなのですが、今までとは比べ物にならないくらい酷いのです。
固形物はすべて口から嘔吐、ドッグフードはそのままの形で出てくるので全く消化されてません。
そして、下痢の間隔は通常1~2時間だけど酷いときは10分おきくらいになります。
常に注意して具合をみていないと間に合わなかったりして、床の上で漏らしてしまったり・・・。
また、ムスコのトイレトレ(まだ終わってないのです・・・)もあるので、私は1日中トイレの世話って感じになってます。
きなの下痢は昼夜問わずなので、夜中はリビングにソファベッドを置いてそこで眠るようにして、きながトイレに行きたい気配を感じたらすぐに起きられるようにしてました。

きなの体調は一向に良くならず、このままではどうしようもないので、昨日病院に連れて行ってきました。
病院に着いて、先生やスタッフの人たちがきなをみて「きなちゃん?!骨と皮だけになってしまったなあ」って驚いてました。
体重は13キロ台にまで減ってしまってます。
私の顔をみて、「ここに来るまでにひとつ決心してきたのかな?そんな顔やな。でも、そうやなあ・・・」と、先生は話はじめました。
「行き違いがあったら困るから、はっきり言うわ。いわゆる『安楽死』という方法やな・・きなの場合、そうしたほうがいい状態なのかもしれん。普通やったら僕もそれをすすめたほうがいいのかもしれん。」

そこで思わず泣き出してしまいました。

「・・・でもな、僕はこの子にはそんな方法は取りたくないんや。」と、言われたのです。
先生は私の迷いを感じとって、きなだけではなく私のことも考えてそう言ってくださったんだと思います。

きなやメイに何かあるたびにこの先生にお世話になってます。
そのたびに、真っ赤に泣き腫らした目で連れて行ったり、病院で取り乱して泣いてしまった私を、先生はいつも「大丈夫か?」といつも心配して励ましてくれました。

そして、「わかった!そしたらなー・・・そうやな、2日ばかりこっちであずからせて。そして、君も体を休ませて、気を落ち着かせて。ゆっくりしてや。きなのことは心配せんでええし」と言われました。


先生と話して、散々悩んでまだ決断できなかったことの答えが出ました。

「やっぱり最期を看取ってあげたい。」


ただ・・・、
きなの世話だけなら一日中かかりきりでもそんなに苦ではないけど、息子の相手もしてあげなければならないし、日中寝たいときにも睡眠が取れなかったりするので、このままでは私が倒れるのではないか?と、Masaはそれを一番心配してます。

たしかに、きなが嘔吐したり便を漏らしたりする回数が多くなったせいもあって、私の食欲が落ちて食べてもすぐ吐いたりしてました。
頭痛はずっと続いてて、薬も毎日飲んでいる状態です。
こんな日がずっと続くと、子供の世話もちゃんとできるかどうか自信がありません。

だけど、それが大変だからといってもしも「もうひとつの方法」を選んだら?
きなの命を私の意志で絶つなんて、やっぱりそんなことできない。
そんなことしたらきっと一生後悔してしまうでしょう。
多分、体はしんどくなくなっても、心がボロボロになってしまうと思うのです。

Masaとふたりで今後のことについて話しあったときに、
「かずこはどうしたい?」と聞かれて、「Masaが日本に帰ってくるまで、私もきなも頑張って、待っていたい」と言いました。

「Masaが帰ってくるまで」 ・・・それは望んでも無理なのかもしれないけれど、私のこの気持ちを伝えたら、母や義母が出来る限り協力すると言ってくれました。

せめて、後悔のないように最後まで介護してあげたい。
今はそう思ってます。


今回は、コメントはクローズさせていただきます。